「家計簿をちゃんとつけたほうがいいのは分かってる。」
…でも、実際には続かない。
ノートを買って3日で止まり、アプリを入れて1週間で開かなくなる。
私は完全にこのタイプでした。
- レシートを毎回入力するのが面倒くさい
- カテゴリ分けが細かすぎて、途中でよく分からなくなる
- 1円単位で合わせようとして疲れてしまう
その一方で、この記事までで見てきたように、
- 給料の中身
- 住民税や社会保険
- 固定費
など、お金の「出ていく流れ」を知ることは、やっぱり大事です。
そこで今回は、「ちゃんとした家計簿」ではなく、「1ヶ月だけ試す超ゆるいお金の記録」 を試みます。
「完璧な家計簿」が続かないのは、むしろ自然かもしれない
まず前提として、「ちゃんとした家計簿」が続かないのは、かなり普通のことだと思っています。
- 毎回レシートを撮影 or 入力
- カテゴリを細かく分類
- 1円単位で収支を合わせる
これを仕事しながら毎日続けるのは、なかなかハードです。
家計簿の本やアプリは、「続けられたら理想的」な形を提示してくれますが、30歳会社員のリアルな生活を考えると、
「もっと雑でいいから、とりあえずお金の方向だけ見えるようになりたい」
くらいからで十分だと感じています。まずは「ざっくり3つ」に分けてみる
家計簿を始めるとき、多くの人が
- 食費
- 日用品
- 交際費
- 交通費
- ・・・(以下、細かい分類がずらっと)
と、カテゴリを細かく作りすぎて疲れてしまいます。
そこで、最初の1ヶ月は、支出をざっくり3つだけに分けてみます。
- 生きるために必要なお金
- 家賃(実家なら0)
- 光熱費
- 食費(コンビニ・外食もざっくりここでOK)
- スマホ・通信費 など
- 楽しみやゆとりのためのお金
- 飲み会
- 趣味・娯楽
- カフェ・外食(自分へのごほうび的なもの)
- 課金・サブスク など
- 将来の自分のためのお金
- 貯金・積立
- 投資(NISA・iDeCoなど)
- 勉強・本・セミナー・資格 など
完璧に分けようとしなくて大丈夫です。
「これはどっちかな?」と迷ったときは、ぱっと見てしっくりきたほうに入れる
くらいのゆるさでOKです。
記録のルールは「1日1行」だけにする
次に、どう記録するかです。ここでも、できるだけハードルを下げます。
用意するもの
- スマホのメモアプリ
書く内容(1日1行)
- 日付(例:1/31)
- その日の支出を、ざっくり3つに分けた金額
- 例:
- 生きる:3,000円
- 楽しみ:1,500円
- 将来:0円
書き方の例:
1/31 生きる:3,000/楽しみ:1,500/将来:0
大事なのは、
- 細かくピッタリにしようとしないこと
- レシートを全部取っておかなくてもいいこと
- 「今日はだいたいこのくらい使ったかな」という感覚ベースでもOKなこと
です。
もし面倒なら、「生きる」「楽しみ」「将来」のうち、どこにお金を使ったかだけを書き残すというルールでも十分です。
1ヶ月続けると「お金の向き」が見えてくる
この「1日1行の3分類」を、まずは1ヶ月だけ続けてみます。
カレンダーアプリやNotionに書いてもいいですし、Excelやスプレッドシートに行を作っても構いません。
1ヶ月分がたまると、こんなことが見えてきます。
- 「楽しみ」の欄が想像以上に多い日が並んでいる
- 「将来」の欄が0の日がずっと続いている
- 月末だけ「生きる」の金額がドカッと増えている(家賃や光熱費)
この時点では、まだ何も「正解」を決めなくて大丈夫です。
「あ、自分のお金って、こんなふうに動いてたんだな」
と気づくことが、いちばんの目的です。
ここまで来ると、これまでに書いてきた記事ともつながりが見えてきます。
「生きる」「楽しみ」「将来」のどこに、どれくらいお金が流れているかを見たうえで、給料・固定費・将来のお金づくりを考えると、少し話が立体的になります。
AIに頼んで「ざっくり集計」してもらうのもアリ
1ヶ月分のメモがたまったら、AIにざっくり集計をお願いするのも一つの方法です。
たとえば、こんな感じです。
1ヶ月分の支出の記録を貼ります。
フォーマットは「日付 生きる:◯円/楽しみ:◯円/将来:◯円」です。
これをもとに、
- 1ヶ月の合計
- 各カテゴリの合計と割合
- 気づいたこと(多いところ/少ないところ)を簡単に教えてください。
- 難しい言葉は使わず、30歳会社員向けにやさしく説明してください。
細かい分析は後回しにして、まずは
- 「どこに一番お金を使っているか」
- 「将来の自分のためのお金は、今はどれくらいか」
を知るところからでOKです。
まとめ
- 「ちゃんとした家計簿」が続かないのは、30歳会社員の生活を考えると、むしろ自然なこと。
- 最初の1ヶ月は、支出を「生きる」「楽しみ」「将来」の3つにざっくり分けて、1日1行だけメモするくらいで十分。
- 細かい金額やカテゴリにこだわりすぎず、「お金の向き」を見ることが目的。
- 1ヶ月分たまったら、どこにお金が偏っているか・将来のためのお金がどれくらいかを眺めてみる。
- 必要に応じて、AIにざっくり集計や要約をお願いすると、さらに俯瞰しやすくなる。
今日の一歩
今日やることは、たったこれだけです。
- スマホのメモアプリ、家計簿アプリ、紙のノートのどれかを1つ決めて、そこに 「生きる」「楽しみ」「将来」 の3つの言葉を書いておく。
- 今日1日分だけ、「生きる:◯◯円/楽しみ:◯◯円/将来:◯◯円」とざっくりメモしてみる。
金額を正確に思い出せなければ、「生きる:だいたい◯千円」くらいでも構いません。
重要なのは、「自分のお金がどの方向に流れているか」をぼんやりでもいいから、見えるようにしてみることです。
