最近ふとしたときに、
「この仕事、私はこのままずっと続けていくのかな…」
と考えてしまうことはないでしょうか。
私も、仕事中や通勤電車の中で、ふいにそう思う瞬間がありました。
別に今の仕事が大嫌いというわけでもなく、人間関係が最悪というわけでもない。
でも、
- このまま10年後も同じように働いている自分
- もし会社がなくなったときの自分
- もっと自分に合う働き方があったんじゃないかという気持ち
を想像すると、胸のあたりがふわっと落ち着かなくなることがありました。
そんなとき、私がよくやってしまっていたのは、
「まあ考えてもしょうがないし…」
と、モヤモヤごとフタをしてしまうことでした。
フタをしたつもりでも、疲れているときや仕事でうまくいかない日には、また同じモヤモヤが顔を出してきます。
今日は、
「転職する」でも「副業を増やす」でもなくて、そのモヤモヤをいったん“言葉にしてメモに置いておく日”
にしてみたいと思います。
今すぐ答えを出す日ではなくて、「今の自分が何に引っかかっているのかを、少しだけはっきりさせてみる日」くらいのイメージです。
モヤモヤを放置すると、別のところでしんどさが出てくる
私の場合、「この仕事を続けていていいのかな」という気持ちを放っておいた時期は、仕事そのものよりも、別のところでしんどさが出てきました。
例えば、
- ちょっとしたミスでも、必要以上に落ち込んでしまう
- 仕事の飲み会や雑談で、心ここにあらずになる
- 休日もなんとなく疲れていて、「とりあえず寝て終わり」になってしまう
という感じです。
今思えば、
「本当は将来のことが不安なのに、それをちゃんと見るのがこわい」
という状態だったのだと思います。
不安そのものよりも、不安から目をそらし続けている状態のほうが、じわじわ体力を削られるなと感じました。
だからといって、「今すぐ転職サイトに登録して、職務経歴書を書き始めよう!」とまでは、とてもいきなりいけませんでした。
そこでまずやってみたのが、「今の仕事についてのメモ」を1枚だけつくっておくことでした。
「辞める/続ける」を決める前に、今の仕事の“いいところ”も書いておく
仕事についてモヤモヤしているとき、頭の中には「不満」が先に浮かびやすいと思います。
- 給料が思ったほど増えない
- 残業が多い
- 評価されていない気がする
私も、ノートを開いた瞬間は「文句リスト」を書き出しそうになりました。
でも、不思議と「いいところ」も一緒に書いたほうが、気持ちが少し落ち着くなと感じました。
たとえば、
- 残業はあるけれど、同僚とはそれなりに話しやすい
- 仕事内容は単調だけれど、難しすぎて毎日つらいわけではない
- 給料は高くないけれど、毎月きちんと振り込まれている
こうした「よくも悪くもないけれど、たしかにある事実」を並べてみると、
- どこがつらいのか
- どこは意外と気に入っているのか
が、少しだけ見えやすくなりました。
「全部イヤだから辞めたい」のか、「一部がしんどいから、そこをどうにかしたい」のかで、今後の選択肢も変わってきます。
いきなり結論を出さなくていいので、「いいところ」と「しんどいところ」を同じ紙の上に乗せてみる。
それだけでも、モヤモヤの形が少しはっきりしてきました。
将来のことは「具体的に決める」より、「なんとなくの不安を書いておく」
将来について考えるとき、「10年後のキャリアプランを描きましょう」と言われることがありますが、私は正直、そこまで具体的にはイメージできませんでした。
代わりにやってみたのは、
- 「このままだと、なんとなくこわいこと」
- 「こうなったらイヤだなと思うこと」
をそのまま書き出してみる、という方法です。
例えば、
- 今の会社がもしなくなったら、次に何ができるのかイメージできない
- 40代、50代になったときに、今と同じ働き方だと体力がもつか不安
- 転職したくなったときに、胸を張って出せる実績があるか分からない
など、「不安のタイトル」だけでもいいので、メモにしておきました。
不安を書き出したからといって、すぐに不安が消えるわけではありません。
それでも、
「なんとなく苦しい」という塊が、「こういう点がこわいんだな」というラベルのついたメモに変わる
だけで、少しだけ扱いやすくなったように感じました。
このメモは、転職や副業を具体的に考えたくなったときの、「スタート地点のメモ」としても役に立ちます。
頑張りすぎないようにするヒントになる本の話
働き方や将来のことを考え始めると、つい「もっと頑張らなきゃ」という方向に走ってしまうことがあります。
- 資格の勉強もしなきゃ
- 副業も始めなきゃ
- 英語もやったほうがいいかも
と「やることリスト」がどんどん増えていくと、それだけで疲れてしまいますよね。
そんなときに、「今の自分のペースでも大丈夫なんだな」と思い出させてくれた本として、私はこんな1冊を思い浮かべました。
この本は、アドラー心理学をベースに仕事との向き合い方や、人間関係との距離の取り方を物語形式で教えてくれる本です。
読んでいると、
- すぐに行動を増やすことだけが正解ではないこと
- 自分が大事にしたい価値観を、少しずつ言葉にしていくこと
の大切さを、やさしい言葉で思い出させてくれるように感じました。
今日は、本をじっくり読む日ではなくて、「こういう考え方もあるんだな」と背中にそっと置いておくくらいで十分だと思います。
今日の一歩(10〜15分で終わるところ)
今日は、具体的な行動を大きく変えるのではなく、
モヤモヤを「紙の上に移しておく」ところまでできたら十分だと思います。
- 紙かスマホのメモアプリを開いて、タイトルを「今の仕事についてのモヤモヤメモ」と書く。
- その下に、次の3つの見出しを書いておく。
- 今の仕事で、いいと思っているところ
- 今の仕事で、しんどいと感じているところ
- 将来について、なんとなく不安に思っていること
- それぞれの見出しの下に、思いついたことを1行ずつだけ書いてみる。
(「給料は生活できるレベル」「残業で平日がほぼ終わる」「10年後のイメージが湧かない」など、ざっくりでOKです)
3つすべてを埋めなくても大丈夫です。
どれか1つの見出しに1行書けたら、その時点で今日は完了にしてしまっていいと思います。
「今の仕事をどうするか」を決める日ではなくて、自分が何にひっかかっているのかを、1行だけでも外に出してみる日。
それくらいの軽さで、今日は十分です。
