前回、「今は動かないカード」に三か月くらいのゆるい期限をつけてみる話を書きました。
- 今はあえて大きくは動かない
- その代わり、「整えること」に意識を向けてみる
- 三か月たったら、またモヤモヤメモを見て次を考えてみる
というイメージでした。
今日は、その三つのカードの中から「今の仕事を少し整えながら続けるカード」にもう一歩だけ近づいてみる日として書いてみたいと思います。
といっても、いきなり
- 上司に異動をお願いする
- 働き方を大きく変える
といった話ではなくて、「今日から、自分だけでこっそり始められる整え方」を一つ考えてみるくらいのイメージです。
「整える」と聞くと、ハードルが上がってしまう理由
私もそうなのですが、「整える」と聞くと、ついこんなイメージが浮かびます。
- タスク管理ツールを入れて、きっちり運用する
- プロジェクトの進め方を、本のように完璧に回す
- 仕事の段取りを、すべて見直す
これを仕事の合間にやるのは、正直かなりしんどいです。
その結果、「整えるのも面倒だから、もうこのままでいいか…」となってしまい、またモヤモヤに戻ってしまう、ということがよくありました。
そこで今日は、「整える=大改革」ではなく、「自分のしんどさを、ほんの少し減らす工夫を一つ試してみる」くらいの軽さで考えてみようかなと思っています。
いつもしんどくなる場面を、一つだけ思い出してみる
前につくったモヤモヤメモの「今の仕事で、しんどいと感じているところ」の欄を、少しだけ眺めてみてください。
例えば、こんなことが書かれているかもしれません。
- 月末の締め作業で毎回バタバタする
- 朝いちのメールチェックで一気に疲れてしまう
- 会議が連続すると、その日一日何も進まなかった気持ちになる
この中から、「いつもしんどくなる場面」を一つだけ選んでみます。
ここではまだ、「どう改善するか」は考えなくて大丈夫です。
「私は、こういう場面で特にしんどくなりやすいんだな」と認識しておくこと自体が、整えの第一歩かなと思っています。
「場所」「時間」「前後の行動」のどれかを、少しだけずらせないか考えてみる
しんどくなりやすい場面が一つ決まったら、次は
- 場所
- 時間
- 前後の行動
のどれか一つだけ、少しずらせないかを考えてみます。
例えば、朝いちのメールチェックがしんどい場合なら、
- 場所を変える
- いつもの席ではなく、少し静かなスペースで最初の10分だけメールを見る
- 時間を変える
- 出社直後ではなく、まずは5分だけ今日やることメモを書いてからメールを開く
- 前後の行動を変える
- 一番しんどいメールは後回しにして、さっと返信できるものだけ先に片づける
月末の締め作業がしんどい場合なら、
- 前の週に、10分だけ「やることリスト」だけ書き出しておく
- 自分の中の締切を、会社の締切より一日早く設定してみる
なども、「少し整える」に入ると思います。
ここでも大事なのは、きれいな仕組みをつくることではなく「一つだけ、ずらしてみる」くらいの小ささにとどめることかなと感じています。
働き方の「小さな整え方」を教えてくれる本の話
こういう「少しだけ整える」という発想は、私一人ではなかなか思いつかないことが多かったので、本からヒントをもらうことが多かったです。
その中でも、
「一気に変えるのではなく、日々の小さな習慣から整えていく」
という視点をくれた本として、おすすめの本があります。
この本は、朝時間の使い方を提案している本ですが、
- 一日の中で、どこに自分のための時間を置くか
- 無理のない範囲で、小さな習慣を積み重ねていくこと
の大切さが、具体的な例と一緒に紹介されています。
本に書いてある通りにする必要は全くなくて、
- 朝いちの5分だけ、自分のために使ってみる
- 仕事の前後に、短い「区切り」を入れてみる
といった考え方を、今の仕事の整え方にも少し借りてみるだけでも、だいぶ違うように感じました。
今日の一歩(10〜15分で終わること)
今日は、「仕事の進め方を根本から整える日」ではなくて、「いつもしんどくなる場面を一つだけ選んで、場所・時間・前後の行動のどれかを少しだけずらしてみる日」にしてみませんか。
- モヤモヤメモの「今の仕事で、しんどいと感じているところ」から、特に頻度の高いものを一つ選ぶ。
- 月末の締め作業、朝いちのメール、午後の会議など
- 紙かメモアプリに、その場面を書いたうえで、次の三つの見出しを作る。
- 場所を少し変えてみる案
- 時間を少し変えてみる案
- 前後の行動を少し変えてみる案
- 三つのうち、どれか一つにだけ、一行案を書いてみる。
- 「朝いちはメールを開く前に、5分だけ今日のやることを書き出す」
書いた案を、必ず今日から実行しなくても大丈夫です。
とりあえず「こういうずらし方なら、自分にもできそうかもしれない」と思える案が一行メモできたら、今日はそこで終わりにしてしまっていいと思います。
実際にやってみるかどうかは、また別の日に、気持ちや体力と相談しながら決めていきましょう。
